Twetterで話題を呼んでいるツイートがあります。
最近婚活界隈を賑わす、戦略的婚活コンサルタントのひかるん@婚活コンサルさんのTweetにおける、30代年収400未満は婚活するな系のTweetですね。
何故かTweetは消えましたが、「年収400万は末期癌と同じ」(これは母が癌で亡くなった僕としては、個人的に面白くはありませんでした)というのが一番話題になっておりましたが、彼女の言いたいことは、年収低い人は婚活を諦めろというものです。
非常に辛辣ではありますが、この言い方に対してどうこういうよりも、彼女が提示した「30代年収400万未満の男性は別の生き方を探さなければならないのか」をかんがえてみることにしました。
婚活女子の需要について
2015年3月の調査になりますが、アニヴェルセル株式会社という結婚関係のサービスを提供する会社が、「結婚相手に求める年収、男性と女性ではこんなに違う!」という記事で「結婚相手の年収」に対するアンケート結果を公表しています。
ここでは、一番多いのが300万円以上になっています。
但し、これはあくまで男女総合ですので、女性側がどう思うかをみましょう。
やはり、女性はそれなりの収入を期待するので、500万円以上を求む層が多く、このデータからも過半数は500万円以上の収入を求めています。しかし、300万以上あるいは好きになったら収入関係なしの層も45.1%存在します。
確かに、婚活コンサルのひかりんさんの「400万円以上」というのは、体感でも女性が最も求めている下位ラインであることも事実ですが、これから収入を伸ばすことを目指している人にとっては過敏になる必要はないと思います。
この後様々な婚活サイトを確認しましたが、女性が求めている人の大半は「しっかり働いている人」っていうのがあります。そのためアルバイトとか不安定な仕事をしている方は再考の余地があることだけはここにも記しておきます。
実際、400万未満の収入の旦那ってどうよ?
ここについては、30代の平均年収を見てみることにします。
厚生労働省 賃金構造基本統計調査(平成27年)から、平均年収を計算してみました。この計算根拠としましては、平成27年6月分の平均給与を16倍(ボーナスも考慮して)で計算しています。
30歳~34歳 | 35歳~39歳 | 40歳~44歳 | 45歳~49歳 | |
平均年収 | 416万円 | 468万円 | 519万円 | 574万円 |
ぐうの音も出ないほど、ひかりんさんの言葉が刺さる!
まぁ平均年収で見ると、こんな感じなんですよね。
ただ、これをさらに分解すると、地域差が激しいこともわかります。
30代ベスト | 30代ワースト | |||
都道府県 | 年収 | 都道府県 | 年収 | |
1位 | 東京都 | 529万円 | 沖縄県 | 349万円 |
2位 | 神奈川県 | 486万円 | 秋田県 | 355万円 |
3位 | 大阪府 | 478万円 | 鳥取県 | 356万円 |
4位 | 愛知県 | 464万円 | 青森県 | 360万円 |
5位 | 兵庫県 | 462万円 | 岩手県 | 364万円 |
実にトップの東京都と大阪府では1.5倍もの平均年収の差があります。そのため、東京中心で考えるのか、東京以外。もっというならご自身の土地による需要と供給も考える必要があるのです。
余りワーストと言いたくありませんが、平均年収の低い土地に至っては、年収400万円を稼いでいることがアドバンテージになります。
そのため、400万円という絶対値で判定しないということも必要です。
但し、だからと言って、収入を上げる努力をしない旦那さんは、奥さんから尊敬されにくいと思いますので、その辺はしっかりと考えて欲しいと思います。
年収は過去の数値
年収について議論になるときいつも不毛だなと思う時があります。
それは、その言葉が刺さった人が過剰反応することが非常に多い。
見出しでも書きましたが、年収は過去の評価する指標の一つです。それでしかないともいえるし、それだから大切なんだとも言えます。
そのため、年収じゃない!と腹を立てる気持ちはわかりますが、それでは自分自身に年収に代わるベネフィットを用意する必要はありますし、成長性をというなら、それをアピールする必要があります。
結論
・きちんと働いていれば、収入が低くても許してくれる女性層は居る
・400万未満は平均値以下だけど、地域によって大きな格差がある
・年収は過去の数値。年収が弱点なら他の部分を強化しよう。
そうすれば、良き婚活ができます。
今日は感情論で語るのではなく、データを使ってお話させて頂きました。
それではまた。